アイデアのスープのレシピ

アイデアのレシピ集

新事業「木と紙」(KITOKAMI)を始めました。

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ナショナルデパートの社長の秀島です。

 

今日、新しい事業である「木と紙」(KITOKAMI)のFacebookページを作りました。いまが新事業立ち上げのお知らせタイミングなのではないかと思い、ちょっとブログを書きます。事後発表というか、いつもそんな感じなので、平常運転です。

 

www.facebook.com

 

「木と紙」は神具や仏具からインスパイアを受けたインテリア・アパレルのブランドです。実際に神棚や仏壇プロダクトの企画・デザイン・製造・販売もおこないます。先月末に先行リリースした、総合サイト「おおはらえ」や、

 

oharae.jp

 

スマホでカラダをこすってケガレを送信するWebサービス「スマホおおはらえ」をつくったり、

 

nlab.itmedia.co.jp

 

「おおはえ」内に、スマホの加速度センサを利用して祝詞(のりと)を奏上するWebアプリ「スマホのりと」を組み込んだり、

 

www.excite.co.jp

 

手のひらサイズの神棚をリリースしたり、

 

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

スマホで般若心経などのお経を唱えることができるWebアプリ「スマホのんのん」を含むWebサイト「のんのん」をつくりました。

 

nonon.jp

 

これにプラスして、来週には2つの大きなWebサービスをリリースします。これまでに発表した「おおはらえ」、「のんのん」、そして残り2つの未リリースのWebサービスを合わせた4つのWebサービスと、現在販売中の神棚プロダクトや、秋に発表する仏壇プロダクトを統合して、ナショナルデパートの新事業「木と紙」(KITOKAMI)となります。

 

Webアプリと連携したプロダクトを饅頭屋の社長がひとりで作っている、ということに違和感があるかと思いますが、もともと饅頭屋の家に生まれたわけでもなく、パン屋に生まれたわけでもなく、まあ、もともとそういう人がパンを焼いたり饅頭屋をやっていたんだとご理解いただければと思います。

 

で、ナショナルデパートって何やってる会社なの?

 

という疑問はよく聞かれるのですが、

 

社名がデパートということで、設立の趣旨として、デパ地下には食品やスイーツ、上のフロアにはコスメやファッションやインテリアから生活雑貨まで、というのを目指しています。

 

とはいえ、実際に建物が建っているというわけではないのですが、、、

 

モノを売るデパートではなく、すべてが自社によるオリジナルの企画・デザイン・設計・製造という、モノを考え・モノを作るデパート(百貨店)を目指しています。

 

これは僕がナショナルデパートを立ち上げる以前から、パリのル・ボン・マルシェや、ロンドンのハーベイ・ニコルズ、ニューヨークのDEAN&DELUCAに憧れ、僕にしか出来ない、僕だけのデパートを作ろうという思いから始まりました。

 

ナショナルデパートという名前で店を始めて、もうすぐ13年が経ちます。最初の10年はひとつが5kgのパン「グランパーニュ」や「女王製菓」、そしていまは売られていない数多くの夢の足あとともいうべきプロダクトたちを生み出してきました。そこからの2年半はお土産菓子の「ももたん」、最近では「まにわん」など、さまざまな食品ブランドを創造しています。

 

昨年の9月、僕の母が亡くなったときに「感謝するこころ、偲ぶこころ、敬うきもち」を大切にし、伝えていくためのプロダクトの必要性を感じました。それ以来約1年間、企画づくり、商品づくり、Webサービスとの連携など、ブランド立ち上げに必要な複雑な作業をひとりで推し進めてきました。

 

ここにきてやっと、ブランドの立ち上げ、事業化の正式な表明をできることになりました。

 

ブランド名は「木と紙」(英字表記:KITOKAMI)です。

 

「木と紙」という言葉は「祈と神」という意味にも通じます。すべてのもの、すべてのことに感謝する、そんなことに気づいて、そして、自分以外の存在に優しくなれるためのプロダクト。今後ともご贔屓によろしくお願いいたします。

 

今秋には新法人を設立し、分社化する予定になっています。ナショナルデパートという器(うつわ)の中に、それぞれが独立した会社として、衣食住すべてのプロダクトを企画・デザイン・製造・販売する機能を持つ、そんな会社になっていったらいいなあ、なんて考えています。「木と紙」のFacebookページを作りましたので、そちらもご贔屓にしてやってくださいませ。

 

ナショナルデパート株式会社

代表取締役 秀島 康右

以下、KITOKAMIのWebサイトより抜粋。

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K I T O K A M I とは、日本の美意識を通して創造する、心穏やかに美しく暮らすための「衣・食・住」のプロダクト。

 

私たちが時間をかけて少しずつ忘れていく日本。 忘れたくて忘れたわけではないのです。世界のあらゆる文化様式を柔軟に取り入れる素晴らしい文化。それは同時に私たちが日本の美意識と触れ合う時間を少しずつ削りとっていくことのようにも思えます。静かで美しい文化が忘れ去られれていく中で、古来より大切に受け継がれてきた、優しさや美意識が薄らいでいってるのかもしれません。 KITOKAMI は、生活の中で日本の美意識と触れ合う機会を生み出すプロダクトを創造し、私たちが忘れていた何かを思い出す手助けになればと思っています。