アイデアのスープのレシピ

アイデアのレシピ集

2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年大反省会

去年の今頃、僕は窮地に立たされていた。パンが売れず、駅に出店したのも失敗し、もう、死んでしまおうかなんて考えていた。今年1月、激しい腹痛で病院に行くと、憩室炎と診断されて即入院。3週間ほどベッドの上で過ごした。退院後、念のためと2月に受けた大…

「世の中のあたりまえ」は「お土産業界の非常識」

楽しいクリスマスの休日は過ごせましたか? ももたんクリスマスケーキ味、絶好調です。製造分が全部さばけそうです。ありがとうございます。 ももたんもやっとシーゾナル商品展開のサイクルに追いつき始めました。年末から発売する『ももたん』はなんと鏡餅…

ひとり菓子メーカー

テレビ番組をオンデマンドで流しながら作業してたら「ひとり家電メーカー」というキーワードが頻繁に出てたので、まあそういうことだよね、と思ったのでちょっと書きます。 僕は自分の仕事のやり方を「ひとりメーカー」とか「ひとり業界」とか表現する事が多…

ちょっと脱力しているクリスマス前の心情。

ちょっと脱力してます。 ももたん始めた頃はなんだかもう訳も分からずひたすらにやっていたのですが、冷静になって自分の立っている場所をよく見てみると単なる田舎の土産物の饅頭屋だということに今さら気づきましてね。というか饅頭屋という自覚はあるんだ…

僕に意見を言いたい人たちの群れ。

深夜、酔った友人から電話があり、僕の万物に対するケンカ腰のやり方に対して「どうしてそんなことをするんだろうか」というご意見を自身の若い頃のエピソードを織り交ぜながらお話しいただき、僕もそれをありがたく拝聴させていただきました。 が、友人は濃…

機に発し、感に敏なること

何気に極真の道場訓のひとつだったりするんですが、この言葉が商売人としての僕の元なのかも知れんです。意味をちょっと引用【機に発し、感に敏なること】どんな状況に対しても臨機応変に対応し、また相手の気持ちを思いやり、素直に人のことを聞けるように…

弾丸のように尖り、大砲のように轟き、猛禽の爪で心臓をえぐる。

ディスプレイを何十時間も眺めてると気が変になるので息抜きに。 二十代前半のある時期、それまで目指していたことを諦めて途方に暮れていた頃、いろいろな人に世話になり、それこそホームレスに食わせてもらい、どう生きていいかどうしていいか分からなくな…

【予告】クラウドファンディングやります

死ぬほど作ってるし、死ぬほど売ってるけど資金がショートしました。500万円のがん保険給付金も夏には見事に全額使い切りました。来月の抗がん剤も買えませんわ♡まさにとほほです。 お土産業界は老舗が多いです。 100年続くような売上10億円規模のトップシェ…

セックスとパッケージデザインのメモ

メモ。ももたんのフルーツパフェ味のキャラは桃のかたちなんだけど、一部ではキンタマと言われてるが、、、実はあれは宝珠が元になってる。宝珠とはすなわち女陰。打出の小槌や大黒天の足元の米俵にも描かれる。宝珠はサンスクリット語ではチンターマニ。鬼…

ネガティブな人なんかいない。いるのはネガティブな事を言う人だけ。

ネガティブな人。という表現はよく聞くけど、本当はネガティブな人なんかいない。その代わりネガティブな発言を平気でする人は多い。最近、そういう人の数人と付き合いを止めた。なぜならそういう人と付き合う意味がわからないから。ネガティブな発言という…

もー、コンサル大嫌い♡

コンサルは氏ね、 氏ねではなく死ね。 世の中のコンサルは 全部消えて無くなれ。 この世に灰の一粒も残さず消えろ。 時間の無駄だ。

僕の中のクリエイティブとは、悔しさを紛らわすために酒をあおるようなもの。

さっき鬼サブレーのパッケーデザインを公開したんだけど、こうやってブログで先行してデザインを公開するやり方も長く続けてる気がする。公開することで自分の中でもデザインの見直しができるし、思わぬ意見を頂くこともあって、それがまたブラッシュアップ…

鬼サブレーのパッケーデザイン

鬼に奪われた人の世の幸福や富を取り返す。というコンセプトで考えられたパッケージ。 鬼の口の部分が開くように設計されていて、口から鬼の顔が型押しされたサブレーを取り出し、鬼を食らうことで厄除招福を為そうという行動設計です。複数ある開運絵札の中…

地域を売るというのは人を売るということ

10年前だったか、当時カフェだったウチのスタッフが「ねえねえ、岡山に○○○○が来るんですって!岡山にも来てくれるんだ~♡」と言って喜んでいた。ミュージシャンだったか何かだったと思うんだが誰だったかは覚えてないが、岡山に来るというのはすごいことだっ…

そこに狭い土地がある。もともと肥沃は言い難い土壌であって、一見平地に見えているが、そこらかしこに岩が積み上がり、乾いた砂地も散見される。耕せる面積はそれほどない。 そこに最初一本だけ太い木が豊かに葉を繁らせた。その太い木は100年以上その土地…

夫はパンを焼き、妻はそれに花を生けた。

あるときパン職人の男と華道家の女が出会った。 男は女と初めて出会ったその日のうちに結婚しようと思った。 男が「自分の焼いたパンに花を生けたら素敵じゃないか」と言い、 女も「私もそれを想像していたのよ」と笑った。 しばらくして女は男の仕事を手伝…

「名もなき力」と「名前のついていない思い」

自分の範囲を越えた何か事を成そうとした場合、それに共感してくれる人たちが僕を後ろから支え、前から導いてくれる。それは自然と集まり、ものを言わず、ただ何かに引き上げられるように人や事がすーっと浮いていくような感じで、僕の目に見えている先のも…

人の話をよく聞くこと

自分の思いや考え方を、商品やサービスを通してどうやって相手に伝えるかということをずっと考えていたんだけど、最近は相手が何をしたいのかとか、どう思ってるのかをよく考えるようになった。これは前職では当たり前だったことだけど、今のような仕事を始…

汚れ仕事

昨日は西山さんのレフェクトワールで開催された「大人の文化祭」に参加して来ました。グランパーニュヴィアンドは一時間で完売し、ももたんも程なく完売というありがたい結果となりました。というよりも、ものすごい数を絞ったので足りなかったという感じで…

みんな本気になってきたよ。

やばいね、やばい。 外部の協力者のみんなが本気になってきた。 焚き付けて尻を叩いたのは僕だけど、マジで付いて来てくれるとは思わなんだ。 いやどーなっても知らんよ。まあ、一緒にがんばりましょう。 ももたん、もう止まらない。 みんな本気になってきた…

デザイナー未満、経営者未満。

オリジナルパッケージの場合、最悪の場合は全リスクを負うことになる。最悪の場合というのは現場がクソな時。デザイナーとしてだけの立場で関わる場合は意思決定者の了解が取れればそれで仕事は終わるけど、僕の今の仕事はデザインしたものを製品化して製造…

マチスタ・ラプソディー

のーちゃんもコイケさんも大好きだけど、正直言うとマチスタは嫌いだった。あの場所は僕の中では「街なかStudyroom」だったわけで、それがマチスタになっても僕の中では「街なかStudyroom」の延長上にある場所であってマチスタではなかった。 飲食店で一番ダ…

うーん。

一歩は一歩なんだけどいかんせん歩幅が狭い。初速でブーストかけないと二歩目が出ないんだよなー。僕がリスクを全部引き受けるって言ってるのに、相手が「リスクって何?それ美味しいの?」のレベルだとどーしようもないね。もはややること自体に意味がある…

パンの製造数を半分にします。で、天神町のお店は閉めます。

今週からパンの製造数を半分にします。理由は先月大量の廃棄が出たことと、ももたんにリソースを振り分けるためです。とは言っても、もうずーっと週に二回しか焼いてないんですけどね。それがなんと週に一回しかパンを焼かなくなるわけです。パン屋なのにパ…

小さな決意表明

ももたんっていうのはただの洋風饅頭なんだけど、その“ただの”饅頭がどれほどのイリュージョンを起こすのか、みんなのんびり高みの見物でもしていてください。地域のために何かを始めようとするとき、一言目から税金を頼ろうとするのは僕は好きではないです…

ももたんで世に問うべきこと

ちょっと酔っているので話ははしょって。ももたんをやる本当の意味とは、膠着状態にある岡山のお土産市場の活性化にある。桃太郎のイラストを配したパッケージがシェア一位のメーカーの独占のように言われるムードがあるが、桃太郎のコンテンツは岡山の日本…

ミスがこわい

今となっては以前よりミスがこわい。長期間保存の商品で、卸がメインとなりつつある今、求められる商品の精度は非常に高い。しかしスタッフは疲れきっている。商品が完璧でもサービスに不備があれば評価はマイナスになる。商品の精度だけで評価されるならウ…

さらば愛しのパン

最近朝方まで作業している。ももたんの新しいラインナップの準備や営業資料の作成なんかがたまっていて、けっこう体にこたえる。こんなに仕事をしたのは20代以来かもしれないと思う。 僕自身がパンを止めたいというのではなくて、店を取り巻く状況が僕にパン…

幸せな人ほど不幸になるのが怖いらしいということ。

昨日友達と飲んでて、いろいろ話してたんだけど。その中で言ったことを少し。最近よくポジティブですね、と言われるけど、実はそうではなくて僕は自分の病気のことで不幸だと思えないだけなんですよね。逆に幸せだとも思って無いけど。入院してる時に同室の…

ガン保険給付金の正しい使い道

ひさびさにイキます。 何をイクのか、いままで何かを立ち上げるとき、このブログで有言実行してきました。成功した事もあり、それの何倍も失敗をしてきました。そして今、40歳にして新規事業の立ち上げです。僕自身の未踏の業界に参入します。品目は「おみや…