アイデアのスープのレシピ

アイデアのレシピ集

ガン保険給付金の正しい使い道

ひさびさにイキます。

何をイクのか、いままで何かを立ち上げるとき、このブログで有言実行してきました。成功した事もあり、それの何倍も失敗をしてきました。そして今、40歳にして新規事業の立ち上げです。僕自身の未踏の業界に参入します。品目は「おみやげ菓子」です。コンテンツは「きびだんご」ではなく、「桃太郎」でもなく、白桃やマスカットなどの「一次産業依存型商品」でもない、ナショナルデパートのオリジナルコンテンツです。自治体との連携はあるかも知れません。僕のできる事であれば岡山市、岡山県、地域の認知度向上のためには努力を惜しまない所存です。

なんだよもう「ももたん」売っているじゃないか、という声もあるでしょうが、正式には今はプレ販売中で市場調査の段階でして、僕の手術&入院もあったのでゆっくりと市場調査させていただきました。プレ販売の結果からいうと二ヶ月を経過した結果、1アイテムのみで直営店1店舗と販売店への卸しが1店舗の計2店舗で、25,000箱/年ペースという結果が出ました。もしかしたら勝負になるのではないかという結果です。

来年度の目標としては、アイテム数をシーゾナルアイテムを含む10アイテムまで増やし、販売店数(直営含む)を25店舗へ拡大することとし、販売目標数を20万箱/年とします。

数年かけて計画していたことなので、製造機械などはリースを払いながらある程度は準備を進めていましたが、本格的に新規参入するにあたり、数百万円規模のパッケージ印刷や機械の新規の導入などが必要になりました。でも金が無い。正直、パンの赤字の補填でスッカラカンです。車も売ったしもう何もありません。しかし昨日、僕にかけていたガン保険の給付金が振り込まれました。けっこうな進行ガンだったので満額プラス特約のあれこれが全部出ました。お店一軒出せる金額です。

僕はワイフに言いました。「全額突っ込むよ」

このまま銀行に置いておけばこの先の抗がん剤の費用にもなるし、何かあった場合でも先進医療の費用にもなったかも知れません。でもたぶん神様は僕の病気の治療のためにこのお金をくれたのではないと思っています。僕の病気は僕の仕事で治してみせる。この金は博打のタネ銭。別に儲けようってなんて思っていない。銀行に1円の残高も無い40男が目の前の好機をつかむために数百万円が必要だ、と思っているときに口座にその額が振り込まれているわけです。そんなもん神様が僕を煽りまくっているとしか思えないね。

ある偉人が熱湯の入った透明な浴槽の上に四つん這いになってこう言いました。

「押すなよ、押すなよ、絶対に押すなよ!」

これが僕のガン保険給付金の正しい使い道。