アイデアのスープのレシピ

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岡山駅のお土産売り場に、県外製やOEM製品しか並ばない本当の理由。

岡山駅のお土産売場に、県外製やOEM製品しか並ばない本当の理由。画像は改善を重ねた最新の賞味期限シール

5月10日18:55

このエントリーがまとめブログとかに転載されているという噂を聞きました。僕は見てないのでよくわからないのですが。

このエントリーは、相手側から事実と違うと伝えられた箇所については、事実かどうかにかかわらず、修正や削除をして時系列で報告しています。

まとめサイトの方も、もし転載されていたら同じように修正されたほうがいいかなと思います。あと、修正や削除した元の文章は、近々大部分を伏字にすると思います。

無断で転載された文章については、僕は責任をとれないので、もし相手側から削除の要請を受けたときは、まとめブログさまに直接やりとりしていただくようにお願いすると思います。

お手間をかけますが、本エントリーに修正があるごとに、まとめブログさまも修正してくださいますようお願いします。

転載の時にひとこと言ってくだされば、助かりましたが、もうそんな時代では無いのですね。今後まとめブログさまに何かご迷惑があってもいけないと思いますので、転載文の削除か修正をお願いします。お手間をかけさせて申し訳ないです。

5月10日16:35

昨夜の話し合いで訂正の指示をいただいた箇所についてすべて伏せ字とし、特に指摘された箇所については(注)を加筆しました。

5月10日10:20

顛末と謝罪のエントリーを書きました。

賛否両論あると思いますが、僕が悪いということで決着しましたのでご報告します。

5月9日22:50

岡山駅の「おみやげ街道」三店舗での「ももたん」の取り扱いを終了することにしました。

売上もかなり減りますし、大変ですが、お土産とは何か、地方のブランディングとは何か、「ももたん」でお土産業界に参入した時の思いを大切にするため、僕のわがままを通させていただきました。ワイフにも苦労をかけることになります。申し訳ない。本当に申し訳ない。今後も岡山駅のお土産売場は他県で作られた、岡山とは縁もゆかりも無いOEM製品がメインになると思います。それを推しているのは他ならぬお土産売場の人たちなんですから、僕にはどうしようもありません。

以後「ももたん」は岡山駅の直営店、岡山空港、天満屋岡山店、東京丸の内KITTEの「諸国おかしプラザ」でのみの販売となります。本当に申し訳ない。これにて岡山土産で岡山をアピールしようというフェーズは終了です。次のステップに向けて仕事をさせていただきます。

5月9日21:49

話し合い終わりました。

チェックをした担当者さんもわざわざ来て下さり、事故発見の詳細な報告を受けました。僕としても社内規程通りに商品のチェックを行っているので、これに関しては認める訳にはいかない旨をお伝えしました。では間の工程で問題があるのではないかという疑問については、もうどうでもよくなりました。

すぐに産業用プリンターを手配してもらうよう、いつもお世話になってる業者さんに電話しました。弱点を補うには機械化しかありません。OEM工場に勝つには、OEM工場と同等の設備を持って立ち向かうしか無いのです。

今回の僕の主張のメインである、どうして岡山のお土産売場は県外産の商品や、県外の工場で作られたOEM製品で埋め尽くされているのか、という問題について、地方のお土産売場がその土地と縁もゆかりも無いOEM製品に頼らざるをえない状況は理解できます。地元の事業者の製品だけでは棚が埋まらないからです。

でも、お土産業者から持ち込まれた商品を販売するかどうかを会議で吟味するだけで本当に良いのでしょうか。持ち込み商品だけを棚に並べたら、それはOEM商品が多くなるのは当たり前のような気がします。お土産売場の担当者が足を棒にして自ら出向いて岡山ゆかりの商品を探し、キュレーションを通して、より岡山らしいお土産売場を作ってもらえたら岡山の観光にとっても良い結果が出るのではないかと思うのです。この気持ちは変わりません。

あと、これは僕の個人的な気持ちなので、主張するべきかどうか悩みますが、岡山に所在する工場で岡山の人が自らの手で作った岡山のお土産商品と、オーダーして金さえ振り込めば出来上がってくるOEM製品を同じ土俵で吟味されることはやはり悔しいです。普通の量販店なら分かります。でもこれは地方の観光の顔となる「お土産」です。

地方の抱える問題と、そこで生き、そこでものを作る者としての葛藤は消えません。

5月9日21:00

指摘された問題と思われる箇所をすべて削除、伏せ字にしました。もうすぐ話し合いの場が持たれます。

5月9日19:43

管理会社より削除要請がありましたので、要請のあった箇所について伏せ字とします。これから1時間後に管理会社の方が来られて話し合いの場を持つ事になりましたので、そこで事実関係の確認をした後にこの記事をどうするか考えます。

◯◯◯◯◯◯◯◯、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯に納品した商品2個に賞味期限シールが貼り付けられていないという事故が起きました。これで三回目です。しかし、1年間で10万個以上販売、納品している中で、この事故が起きたのはこの三回のみ、しかも全て同じ会社の運営する三店舗(二店舗)の「◯◯◯◯◯◯」だけで賞味期限シールが貼られていないという事故が起きます。

最初の事故は10個、二回目の事故は5個、事故が起きた後、ダブルチェックを行い、マニュアルを作り、チェックするごとにコンテナを入れ替え、さらに商品を横一列に並べて指差し確認をするというトリプルチェック体制で臨んでいます。しかし、三回目の事故が起こりました。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

昨年に年末から取引を開始し、まだテスト販売の仮契約の期間中です。この仮契約の間に一回でもミスを起こしたら取引停止です。しかし、一ヶ月の間に二回も事故を起こしました。売上が好調でもあり、まだ経験が浅く、事故が起こるごとに徹底した改善策を実施してきたので、継続して販売をさせていただけるようになりました。その時は忙しすぎて僕も管理が行き届いていないんだろうという気持ちだったので、大いに反省しました。

しかし、今回の三回目の事故。

先日、管理会社の部長さんと担当者さんがウチの工場に来られました。

どうにもおかしいんです。トリプルチェックしてるんです。僕も管理しています。短い期間に同じ会社の三店舗(二店舗)だけで事故が起きるなんて、ありえないんです。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

僕は管理会社から「公平性を保つために売場への出入りは禁止、売場の店員に挨拶をすることも許されない、商品の直接納品も禁止」と釘を差されています。しかし、気が付くと他のお土産メーカーが店頭で試食販売をしていたり、直接納品していたりするのを見かけます。そんな僕には禁止しておきながら他のメーカーが出入りするような売場で商品に事故が起きても、僕は責任が取れないと言いました。

そうすると、管理会社の部長さんが報告書を見せてくれました。そこには二枚の写真が貼ってありました。賞味期限シールの未貼付けの事故が発見されたのは、店舗に納品されてすぐに売場のおばちゃん(従業員)がパッキンの開封時に全量検品した時だそうです。

納品の流れは、工場でトリプルチェック、そこは僕も管理している、そして駅の駐車場にある納品口に三店舗分をパッキンに分けて一括納品する。物流担当の方がすぐに各店舗に配送する、そして各店舗の方がチェックする。トリプルチェックした商品をパッキンに詰めでその状態で店舗まで配送されます。しかし、なぜか店舗納品時点で賞味期限シールは忽然と姿を消し、はがれたシールはパッキンの中にも残っていないのです。不思議です。

どうにも納得できませんでした。同業者の嫌がらせでもないようです。納品口の物流担当の方はパッキンを開けることはありません。ではどこで賞味期限シールは姿を消すのか。どうしてこの三店舗(二店舗)だけで事故は起きるのか。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

◯◯◯◯◯◯◯◯

いろいろ話を聞くと、今まで、賞味期限未表示(シール未貼付け)事故で取引停止になった業者は過去にたくさんいたらしいです。ちなみに商品パッケージに直接賞味期限シールを印刷する産業用プリンターは120万円します。新規参入の自社製造だとかなりハードルが高いです。地元の小さな事業者の作る商品はその売場にはあまり並んでいません。メインのシマには県外の工場で作られたOEM製品だけが(多く)並んでいます。

OEM工場には設備が整っています。パッケージに賞味期限を直接印刷する産業用プリンターもあります。お菓子を作ったことのない人でも、県外のOEM工場に発注して、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、店頭販売もさせてもらえるし、売場に並べてもらえます。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、OEM製品では直接印刷されているので賞味期限未表示の事故は起こらないのです。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、そして県内で自社製造した商品が◯◯◯◯◯取引停止になった結果、(事故の少ない)OEM製品しか売場に残らなかった(が多く残った)。ということです。

分かりますか?

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、地元のお土産メーカーが何社潰れようが平気です。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。まったく実績のないOEM製品が売場のメインを飾るのも、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

ということです。

(注:売場にどの商品を並べるかは管理会社の会議で決められるそうです。公正な審査の結果としてOEM製品が選ばれているということだそうです)

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

以前にもあった山陽新聞と岡山市と廣榮堂トリオによる「ももたん」の実績潰しの件にしても、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯みんな岡山駅で他県で作られたOEM製品を買えばいいと思います。みんな「きびだんご」と称するただの求肥を買えばいいと思います。それが岡山の観光の玄関口である岡山駅や、岡山市や、山陽新聞が目指す岡山の観光の最も優れた政策なのです。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

岡山駅のお土産売場に、県外製やOEM製品しか並ばない本当の理由。

それは、

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、商品事故が頻発し、その結果、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、そういうことが連続して岡山県内で自社製造する資金に乏しい小規模事業者がことごとく取引停止になり、結果として、OEMで作られた岡山とは縁もゆかりもないお土産や県外で製造されたお土産だけが(多く)店頭に残り、岡山の人が考え、岡山の人の手で作られたお土産が姿を消したからです。

簡単に言うと、

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。

以上。

Facebookでのヒデシマの叫びを貼っておきます。

この時はまだ事実を知らなかったんですね。無知でした。

もし、10年前に戻れるとしたら、10年前の自分にこう言いたいです。

「岡山には帰るな」

賞味期限シールが貼っていないという連絡があったけど、これには納入先の担当者から「嫌がらせなんじゃねえかのう」と言われた。ウチも三重チェックしているし、この段階でありえない。とうとう賞味期限のシールを剥がされるという嫌がらせが発生したのかもしれない。十数万個納品している中で、なぜか岡山駅の特定の売場だけで起こる賞味期限貼り付けの不備。過去の事故も、もしかしたら、そうなんかな。とりあえずシールを剥がされにくいものに変更する。嫌がらせしたやつ、絶対に許さん。

公平という不公平と、不平等という平等、ということについて。岡山駅のお土産売場でよく言われる言葉で、「他のメーカーさんに不公平があるといけないからねえ」というセリフがある。売れてるからと言って、売れているもののフェイスを広げるのは不公平だと言うのだ。そう言っておきながら、売れているにもかかわらず、いきなり商品を下げられることがある。これも公平に考えた売場のバランスだそうだ。あと、公平にするために、ベンダーは売場と接触をしてはいけない、と取引開始の時に釘を刺された。しかし、そう言っておきながら、どこかのベンダーの社員が売場に立って試食販売をしていたりする。僕は売場に立ち入ることも、売場のおばちゃんに挨拶することも許されていないのに、だ。「公平」と言うのは、特定の立場から見た場合の公平であって、全てを同じように扱うという「平等」とは違う。この「公平」という言葉を岡山で聞く機会が多い。これが岡山を一歩離れ、東京だと言われることがまったく変わる。大きなメーカーと、家族経営の小さなお店が、規模も体力も異なる「不平等」なスタートラインから、まったく同じ条件下のステージで「平等」に競うことを求められる。良い結果が出れば、最初のスタートラインがどこであろうと次のチャンスがもらえる。そして次のチャンスで結果を出せば、良い結果を出し続ける限りステージが与えられる。しかし、悪い結果を出した場合は、容赦無くステージを取り上げられる。本来、世の中は不平等だ。生まれた時からみんな不平等だ。しかし、ビジネスの結果の下では平等だ。岡山では、一部の人の下では公平だ。しかし、生まれや育ちを一歩間違うと、ビジネスすらさせてもらえない。建前は公平だ。しかし結果の下では不公平だ。良い結果を出しても、お友達や仲間でなければステージは与えられない。チャンスすら与えらられない。しかし、この状況は公平だ。誰にとっての公平なのか、それは既得権益を持つ者にとっての公平だ。不平等の下では僕は平等にチャンスを貰えた。良い結果を出し続ける限り、ステージは与えられる。しかし、岡山の既得権益を持つ層の考える公平さの下では、僕はチャンスすら与えられない。しかし、これは岡山の中では公平だ。