アイデアのスープのレシピ

アイデアのレシピ集

幸せになりたければ、幸せな人の真似をすればいい。

生きてればストレスもあるし、嫌なことの連続だったりするんだけど、マイナスの思考というのは長く心に作用すると破壊的に心を蝕んでいくんで、あんましマイナスの思考に囚われない方がいいよね、っていうのは言うのは簡単なんだけど、実践するのがこれほど難しいことはない。

 

言葉が違うかもしれないけど、現状から逃げるための努力によって現状を改善するという考え方もある。逃げることは悪いことではない。逃げ遅れて死んでしまうよりは、逃げて生き延びたほうがマシだという考え方に立てば、それは十分にある。

ただ、僕から見て幸せに生きていると思える人は、他者との比較をせず、いまこの瞬間をどう楽しむかということに全力を傾けている人のように見える。これは自分のワイフのことだけどね。

だから私はワイフの真似をするようになって幸せな人生を歩むことが出来た。幸せとは不幸にならないという単純なことなんだけど、じゃあ不幸ってなによと問われれば、自分が不幸だと思い込む行動に他ならない。

いろんな理由を引き出してきては自分が不幸だ、自分は恵まれていないと何百回、何千回を繰り返して言ったとしても、人は決して幸せになることが無い。幸せな人生を送るには、自分は幸せだと思って生きる他にしようがない。

 

身近に幸せに生きている人がいれば、その真似をするだけで幸せのプロセスを学ぶことができる。マイナス思考で身近にいる幸せに生きている人を妬めば、それだけ幸福な人生から遠ざかるということにもなる。幸せな人生というのは、他者の何物からも与えられず、ただ心の中にある鏡に映った自分を見ているに過ぎない。

 

キレイ事を言っているようにとられるかもしれないが、清廉な動機があれば、それをやらない理由はない。ということではない。何が何でも社会的意義や俯瞰で見た自分の人生を元に、行動の動機とするのは正直しんどいだけで、それよりも現状の不満が多い生活を是正・改善するために発起して行動を起こすほうがシンプルで瞬発力もある。

私も人生を変更するトリガーは負のパワーではあったけど、継続して幸せな人生を歩んでいくための糧は心の中の自分との対話でしかない。

 

「しあわせだなあ」

「楽しいなあ」

 

そう、自分の心に呼びかけるだけで幸せになれたりする。

 

幸せになりたければ、幸せな人の真似をすればいい。

 

自分の不幸の理由を他者に擦り付けたり、自分の幸福の条件を他者に求めたりするのは人間の性なので、それが悪い、いますぐ直せ、とは思わないけど、そういう深淵から抜け出せない人に救いの手は差し伸べられない。

同情してもらおうと言っているわけでないことは理解しているが、単純に可哀想だなとしか受け取ることが出来ない。可哀想だなんて見下げるなと言われても、そうにしか見えない。

心の持ちようで不幸にも幸福にもなるのが人間だし、運動と瞑想と十分な睡眠と1日350gの野菜を心がけることで改善する可能性もあるのが人間だし、お薬に頼ってすがるのも人間だ。

不幸の理由を何百何千と並べても、決して幸せには近づかない。幸せになりたければ、幸せな人の真似をすればいいだけなんだと私は思う。

 

あの人は可哀想だなと思われる人生と、あの人は幸せそうだなと思われる人生、選ぶのは自分でしかない。

 

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室

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  • 作者: NHK「幸福学」白熱教室制作班,エリザベス・ダン,ロバート・ビスワス=ディーナー
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
  • 発売日: 2014/12/20
  • メディア: 単行本