アイデアのスープのレシピ

アイデアのレシピ集

ふと思った新年の抱負。

今週のお題「2018年の抱負」

すうけいサイト構築の最終フェーズに向けて70時間くらい缶詰なんすけど、ふと思い出しまして。

そうですね、パン屋としての15年を振り返ると、ちゃんとした出版社からレシピ本を出してもらったし、ル・ボン・マルシェでももたん販売したし、ラ・ターブルでデギスタシオンをさせてもらったし、DEAN&DELUCAでパンを取り扱ってもらえたし、ターミナル駅にテナント出店もしたし、全国のデパート催事行脚もやったし、女王製菓でヴェルサイユ宮殿とコラボして池田理代子先生とも会えたし、その他にもいろいろ大きいとことコラボさせてもらいました。

振り返ると、30歳の時に立てた目的はすでに全部果たしてるんですよね。

修行経験無し、知識ゼロから30歳でパン屋を始めて、自分に何ができるかという壮大なテストだったんですが、まあ、普通のパン屋さんからするとどうでも良いことかもしれないけど、20代の頃の単なるフリーランスのWebデザイナー出自で、食品で何ができるかというのは、なかなか面白かったです。

この10数年の業界の栄枯盛衰を見ていて、自分としてはこの業界で規模を大きくするとか、パン屋をビジネスとしてスケールさせてというのは向いていないなというのはよく分かっていたので、どのへんで自分の職能をコンバートして次にジャンプするのかというのは、ここ数年のわりとテーマだった気がします。

29歳の時に考えた30歳からの自分、32歳で作った女王製菓をヴェルサイユ宮殿とコラボさせると言った時には、周りは笑ってましたけどね、でもちゃんと実現させた。しかも向こうから選ばれて。

お金持ちになろうとか、売上目標を達成しようとか、そういう目的を今まで持ったことがない。ただ、思いついたものを形にして、それが届く一番遠い場所に押し上げてあげる。目的が叶ったらあっさりとやめる。ダラダラとはやらない。

仕事は自分にとって遊びの延長なんでしょうね。まあ、最後にお金の帳尻が合って楽しかったらそれでいいかと。

もっと楽しいことがたくさんあるような気がしてます。29歳の時に立てた目標を全部実現させたのは、全然すごくなくて、単なる想像力の欠如だったと思う。結果として今の自分が過去の自分の想像力を超えなかったわけなので、それはそれで若かったなと。

想像してることなんて、簡単に実現できるんですよ。時間がかかることもあるけど。

今年は自分の想像力をはるかに超えるような面白いものを皆さんにお見せできればと思ってます。