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「米企業がパンの消費期限を 2 ヶ月に延ばせる技術を開発」というニュース。

米企業がパンの消費期限を 2 ヶ月に延ばせる技術を開発

BBCの記事 http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-20540758

とうとう来ましたね新時代。

米 Microzap 社が、60 日が経過してもパンにカビが生えないようにする技術を開発した。同技術は、パンだけでなく七面鳥の肉や果物、野菜などの食品にも効果があるとのこと。

パンの最大の敵はカビであるが、パンから蒸発した水分がパンを包装するビニールの中に籠ると、パンに湿気を与えることになりカビが繁殖しやすい状況を作ってしまう。そして通常 10 日もするとカビてしまうことになる。だが、Microzap が家庭用電子レンジと同様の技術を用いてい開発した技術を用いることで、2 ヶ月もパンにカビが生えないようにすることができるのだという。もともとは MRSA やサルモネラ菌の殺菌を目的として開発されたものであるが、パンのカビ胞子も殺菌できることを発見したのだそうだ。

先進国において食品廃棄物は重大な問題の一つに挙げられる。米国では平均して、家庭で購入される食料品の 4 割が捨てられている統計結果も報告されており、年間にすると全米の家庭で 1650 億ドル分もの食料が無駄に廃棄されているということになる。

引用元 http://science.slashdot.jp/story/12/12/04/0145210/

「米企業がパンの消費期限を 2 ヶ月に延ばせる技術を開発」

新しい時代がすぐそこまで。パンの次なる進化というか次の在り方は消費期限の延長に他ならないです。というのが僕のパンの考え方でございますね。

有名になってたくさん売るのではなくて、長く売ることを可能にすることで廃棄は無くなり違う所に資源を投入してさらなる基礎研究につぎ込むっていうのが、スモールビジネスで国内全域や世界で勝負するための考え方にもつながると思ってるんですがね。

有名になってたくさん売れるようになるなんて確率的に言うと大変なので、ビジネスとしては突破口を別に持っておくのが良いのではないかと思うわけです。「甲子園に出るよりも東大に受かる方が確立が高い」という名言もありますが、別の視点でものを見るというのは発見があります。

まあ、焼き立てでないと言う点で町のパン屋さん的には間違いなんでしょけど。

引用元のコメントで、コ○のパンのほうが賞味期限が長いというのがありましたが、あれは水分のほとんどを油脂に置き換えて水分活性を下げているだけで、アルコール漬けのマーガリンの塊を食っているようなものです。

パネトーネマザーの酵母の力だけで180日日持ちするような印象を与えていますが、そんな酵母があるならノーベル賞ものでしょう。

おそらくここで言われているのは水分活性値の高いリーンなパンの日持ち向上でしょうね。残る課題はでんぷんの劣化をどう抑えるか、これを油脂に頼らずできたら本当の意味でパンの次なるステージなんでしょう。