アイデアのスープのレシピ

アイデアのレシピ集

学生さんがインタビューに来るらしいんだけど、何を言えばいいか分からんから、自分のその頃をとりあえずちょっと思い出してみた。

明日か明後日に学生がインタビューに来るらしいんだけど、、、

若い人に何を言えばいいんかなあ。と思うんだけど、今の若い人は大変だろうなあとか思う。

なんでも出来ちゃうんじゃないかと思ってる若い人って多いような気がして、それはテクノロジーとか進んじゃって、それも安価に、使いやすくとかなってて、あれっ?これ俺にもできんじゃね?とか思う人が増えてきてもおかしくないんじゃないかと思う。

今ならSNSで簡単にネットに書けるし、その前ならブログ、その前なら日記サイトとか掲示板、その前ならパソコン通信とか、ネットがすごい身近になって、サイトも簡単に作れるし、ウェブサービスなんかも簡単に始められるんでしょ、スゴイなあと思う。

僕が最初にパソコンを触ったのが23歳だかのときで、そのくらいにFlashムービーがはやり始めて、まだ黎明期だから金になるなあと思ったのがきっかけで、その頃は掃除機のダイソンのホームページのFlashがすげえとか話題になってて、すげえ重いんだけど、どうやって動かすのかいろいろやってたら、中村勇吾氏がインタラクティブデザインのサイトをやってて、それみて分解して真似して仕組みを身につけたら、いつの間にかなんかインターフェイスのデザインとかをやるようになって、といっても、アナログで使ってたものを画面に出しておじさんでも使いやすい感じにして、ちょっとかっこよくする感じで、とかそういう仕事をするようになったんかなあ。おじさんとかインタラクティブとかよく分からんから、なんとなく触ってるうちに使い方がわかるようにするのにコッソリと仕込むとか上手だった気がする。

その頃に大モメした仕事があって大変だったんだけど、でもその時に思いついた方法で、当時3Dで表示してなんやかんやするのは重くてできなくて、で、インターフェイス上に六面図を表示させて、適当にマウスを当てると、なんかインタラクティブな感じを駆使して押しこむスピードで座標を計算してなんとなく擬似的に立体の情報を相互で共有できるのを作って、なんか機械系のアフターサービスでメンテ履歴とかを貯めておけるとこまで作ったぐらいでFlashの脆弱性がいわれるようになって、こりゃWebじゃ使い物にならんなということでスタンドアローンで動くものを作って、当時ちょっと付き合いがあった社長に売ったんかな、そんときは岡山に帰ってたような気がする。モメたあとだからそうだ。それが26歳か27歳ぐらいだっけ、どうだっけ、覚えてる?おのくん。さっき思い出して当時作ったのを動かしてみたら、今じゃとてもじゃないけど作れんわと思った。

たぶん、あの当時は、僕が作ってるものの意味とか周りの人はほとんど理解できてなくて、僕も、今思うと、なんであんなもんをひたすら作ってたんかよく理由が思い出せん。

それが今の仕事に役になってるかとか言われたらまったく役に立ってないんだけど、数学的な脳の使い方を全く知らなかった僕に、そういう考え方とか、頭の使い方を学ばせてくれたんはあの数年のことだったんかなあ。。。まあ、やっぱり役に立ってないけど。

ただ、今やってる仕事は実は24歳ぐらいのときに思いついていたんだけど、まさか実際にやるようになるとは当時は考えてなかったかな。でも、頭の片隅に置いておいたら、いざチャンスが回ってきた時にすぐに動けるっていうのは利点かもしれない。だから、いろんなことをして、ちゃんと形にするまではやっといたほうがいいかな。

今は、何でもできるというか、何でもやろうと思えば昔よりも手をつけやすくなってるのは事実だけど、それだけにレベルが上がるんかなあと思うし、やっぱり大変だと思う。

何でもできるから、どれをしないか、何をやらないかをまず選ばんといけないし、それって、これがやりたい!ということよりも難しいよなあ。と思う。

若い人に何を言えばいいか分からんけど。まあ、頑張ってねという他無いなあ。。。